1974年に公開された『タワーリング・インフェルノ』は、災害映画の傑作として知られています。この記事では、同作のスリルと緊張感を味わえる10本の映画やドラマを紹介します。高層ビルを舞台にしたパニックや人間ドラマが好きな方にぴったりの作品を厳選しました。

Airport (1970)
説明: 大規模な災害や危機的状況を扱い、多数のキャラクターが絡み合う群像劇としての要素が強いです。緊迫した状況下での人間模様や、技術的な問題への対応が描かれています。
事実: この映画は「空港もの」というジャンルの先駆けとなり、後に多くの類似作品が作られるきっかけとなりました。アカデミー賞で10部門にノミネートされ、助演女優賞を受賞しています。


The Andromeda Strain (1971)
説明: 科学的な災害をテーマにしたSFスリラーで、未知の病原体との戦いを描いています。緊急事態への対応や、専門家たちの推理と行動がストーリーの中心です。
事実: この映画は、マイケル・クライトンの小説を原作としており、科学的な正確性を追求した描写が特徴です。当時としては珍しい、コンピュータグラフィックスを使用したシーンが含まれています。


The Poseidon Adventure (1972)
説明: 大規模な災害をテーマにしたサスペンスフルなストーリーで、緊迫した状況下での人間ドラマが描かれています。高層ビルではなく豪華客船が舞台ですが、閉鎖空間での生存競争という点で共通しています。
事実: この映画は、当時としては画期的な特殊効果を使用しており、特に船の転覆シーンは高い評価を受けました。また、アカデミー賞で特別功労賞を受賞しています。


Black Sunday (1977)
説明: テロリズムと大規模な破壊をテーマにしたサスペンス作品で、公共の場での大惨事を防ごうとする人々の奮闘が描かれています。緊迫感のある展開と社会的なテーマ性が特徴です。
事実: この映画は、スーパーボウルを舞台にしたテロ計画を描いた初めての作品でした。当時としては非常にセンセーショナルな題材で、公開時に物議を醸しました。


Beyond the Poseidon Adventure (1979)
説明: 海上での災害をテーマにした続編で、閉鎖空間でのサバイバルと救助活動が描かれています。前作同様、危機的状況下での人間の本性やチームワークが焦点となっています。
事実: この作品は、前作の成功を受けて制作されたものの、興行的には失敗に終わりました。しかし、特殊効果やアクションシーンは当時の水準を超えていると評価されました。


The China Syndrome (1979)
説明: 原子力発電所の事故をテーマにした社会派サスペンスで、技術的な災害とその隠蔽工作を描いています。公益と企業利益の衝突という社会的なテーマが扱われています。
事実: この映画の公開直後にスリーマイル島原子力発電所事故が発生し、現実との不気味な一致が話題になりました。この偶然が映画の注目度をさらに高めました。


Airport 1975 (1974)
説明: 航空機の緊急事態を描いた続編で、パイロット不足という危機的状況下での対応がテーマです。専門家と一般乗客の協力関係や、技術的な問題解決が描かれています。
事実: この作品は、実際の航空機を使用して撮影された数少ない映画の一つです。また、当時人気のあったテレビスターが多数出演することで話題になりました。


Earthquake (1974)
説明: 大規模な自然災害をテーマにした作品で、都市を襲う地震とその被害をリアルに描いています。災害下での人間ドラマと、救助活動の様子がストーリーの中心です。
事実: この映画は「センサラウンド」と呼ばれる特殊音響システムを初めて採用し、観客に地震の振動を体感させるような効果を追求しました。アカデミー賞で2部門を受賞しています。


The Cassandra Crossing (1976)
説明: 列車を舞台にしたバイオハザード・スリラーで、感染症の拡大を防ごうとする当局と乗客たちの対立が描かれています。閉鎖空間でのパニックと倫理的ジレンマがテーマです。
事実: この映画は、ヨーロッパとアメリカの合作で、当時としては異例の国際的なキャストが集結しました。実際の列車を使用して撮影された迫力のあるシーンが特徴です。


The Swarm (1978)
説明: 自然災害をテーマにしたパニック映画で、殺人蜂の大群による都市への襲撃を描いています。科学者と軍の協力関係や、大規模な避難作戦がストーリーの中心です。
事実: この作品は、当時としては非常に高額な予算をかけて制作されましたが、興行的には失敗に終わりました。しかし、特殊効果や大規模な群衆シーンは評価されています。
