2017年に公開された『CURED キュアード』は、ゾンビウイルスから回復した人々の社会復帰を描いた衝撃的なホラー映画です。この記事では、『CURED キュアード』のような緊張感と社会的テーマを兼ね備えた10本の映画やドラマを紹介します。ホラー好きや社会派ドラマのファンにとって必見の作品を厳選しました。

28 Days Later (2002)
説明: ポストアポカリプスな世界を舞台に、感染症によって社会が崩壊した後の人間の心理や行動を描く。ゾンビのような感染者と生き残った人々の対立、そして人間性の喪失と再生がテーマ。
事実: 撮影には当時珍しかったデジタルカメラが使用され、ドキュメンタリーのようなリアルな映像が特徴。ロンドンの街が完全に無人に見えるシーンは、早朝の短い時間帯を利用して撮影された。


I Am Legend (2007)
説明: ウイルスによって人口のほとんどが変異した世界で、最後の人間と思われる男性の孤独な生存劇。感染者の描写と主人公の心理的変化に焦点が当てられる。
事実: ニューヨークの撮影では、平日の午前7時から11時までの4時間だけ街を封鎖して行われた。劇中で主人公と共演する犬は、実際にウィル・スミスと強い絆で結ばれていた。


World War Z (2013)
説明: 世界的なゾンビパンデミックをグローバルな視点で描く。感染の拡大過程と、各国政府や軍隊の対応に焦点が当てられる大規模な災害映画。
事実: 製作費2億ドル以上で当時最も高価なゾンビ映画となった。劇中のエルサレムの壁のシーンは、実際にマルタで建造された巨大セットで撮影。


The Walking Dead (2010)
説明: 長期にわたるゾンビパンデミック下で、生き残った人々のコミュニティ形成と人間関係の変化を詳細に描く。生存者同士の対立やモラルの問題が繰り返しテーマとなる。
事実: シリーズ全体の制作費は10億ドルを超える。劇中で使用されるゾンビのメイクには1体あたり数時間から半日かかる。


The Last Days (2013)
説明: 謎のパンデミックによって人々が外に出られなくなった世界を描く。閉鎖空間での人間関係の変化と、社会システムの崩壊がテーマ。
事実: スペインのバルセロナが舞台で、現地の有名な建築物が随所に登場する。低予算ながらもクリエイティブな設定で評価された。


The Returned (2013)
説明: ゾンビと人間が共存しようとする社会を描いたテレビシリーズ。感染者の社会復帰というテーマを深く掘り下げ、倫理的ジレンマを提起する。
事実: フランスの映画『They Came Back』を原作としているが、ストーリーは大きく発展させられている。各エピソードのタイトルは登場人物の名前から取られている。


The Rezort (2015)
説明: ゾンビを狩るリゾート島を舞台に、システムの暴走と生存ゲームを描く。娯楽化された暴力と人間の倫理観がテーマ。
事実: 『ウェストワールド』のコンセプトをゾンビジャンルに応用した作品。撮影は南アフリカとイギリスで行われた。


The Night Eats the World (2018)
説明: パリを舞台に、アパートに一人取り残された男性の孤独な生存を描く。ゾンビの脅威よりも、孤立による精神的な崩壊に重点が置かれた異色作。
事実: 主要キャストが実質1人だけという異例の構成。主人公が音楽で感情を表現するシーンは、俳優自身の即興演奏が採用された。


The Girl with All the Gifts (2016)
説明: 特殊な能力を持つ子供たちと大人たちの関係を中心に、感染症後の世界で人間らしさとは何かを問う。ゾンビジャンルながらも哲学的で情感豊かなストーリー展開。
事実: 原作小説の著者M.R.ケイリー自身が脚本を担当。映画のラストは原作とは異なる独自の解釈で描かれている。


Train to Busan (2016)
説明: 高速列車という閉鎖空間で展開されるゾンビサバイバル劇。社会的階級の違いを超えた人間同士の協力と、親子の絆が感動的に描かれる。
事実: 韓国で初めての本格的なゾンビ映画として大ヒット。列車のセットは実際のKTXを模して作られ、長さは実物の3分の2サイズ。
