2007年に公開されたスリラー映画『1408号室』は、幽霊が出るという噂のホテルルームに閉じ込められた作家の恐怖を描いた傑作です。この記事では、『1408号室』のような不気味で心理的なサスペンスを楽しめる映画やドラマを10本紹介します。ホラー好きやサスペンスファンにとって見逃せない作品ばかりです。

The Shining (1980)
説明: ホテルを舞台にした心理的ホラーで、主人公の精神状態の悪化と超自然的な現象が絡み合う。孤立した環境での恐怖と、現実と幻想の境界が曖昧になる様子が特徴。
事実: 映画で使われた「レッドラム」というフレーズは、実際には「マーダー(殺人)」を逆さに綴ったもの。また、スタンリー・キューブリックは、シェリー・デュヴァルに同じシーンを何度も撮り直させ、彼女を精神的に追い詰めたことで知られている。


The Sixth Sense (1999)
説明: 超自然的な現象と人間の心理が絡み合うサスペンスホラー。主人公の特殊な能力を通じて、観客に衝撃の結末が提示される。
事実: 映画の有名なセリフ「I see dead people」は、即興で生まれたもの。また、結末の重大なネタバレを防ぐため、脚本は極秘に扱われた。


The Haunting (1999)
説明: 幽霊屋敷を舞台にした心理的ホラーで、登場人物たちが体験する不可解な現象と、その背後にある暗い過去がテーマ。視覚効果を駆使した演出が印象的。
事実: この映画は、1963年の古典的なホラー映画『The Haunting』のリメイク。撮影には当時最新のCG技術が使用され、予算の大部分が視覚効果に費やされた。


The Others (2001)
説明: ゴシックホラーの要素が強く、終始不気味な雰囲気が漂う。主人公の視点を通じて物語が進み、最後に衝撃の真実が明かされるという構成。
事実: この映画は、ニコール・キッドマンが主演・プロデューサーを務めた。また、すべてのシーンが自然光またはろうそくの光だけで撮影されている。


The Ring (2002)
説明: 呪われたビデオテープをめぐるホラーで、見た者が死ぬという設定。不気味な映像と、時間制限のあるサスペンスが特徴。
事実: 日本版『リング』のリメイク作品。主演のナオミ・ワッツは、撮影中に実際に恐怖を感じ、夜も眠れなかったと語っている。また、映画のビデオテープのシーンは、わざとVHSの劣化を再現して撮影された。


The Grudge (2004)
説明: 日本の『呪怨』をハリウッドでリメイクした作品。家にまつわる怨念と、それが引き起こす連鎖的な恐怖を描く。
事実: 撮影は日本で行われ、オリジナル版のスタッフも参加。また、髪の毛を伝って這い上がる幽霊のシーンは、ワイヤーとCGを組み合わせて作られた。


The Conjuring (2013)
説明: 実話を基にしたホラーで、家族が体験する不可解な現象と、それに立ち向かう専門家の活躍が描かれる。緊張感のある演出とジャンプスケアが効果的。
事実: 映画に登場する「アナベル」人形は、実際に存在するもので、現在もエド・ウォーレンのオカルト博物館に保管されている。また、撮影中に不可解な現象が多発したため、牧師を招いてセットを清めたという。


Oculus (2013)
説明: 鏡にまつわる超自然的な恐怖を描き、現実と幻想の区別がつかなくなる心理的ホラー。時間軸が複雑に絡み合うストーリー展開が特徴。
事実: この映画は、マイク・フラナガン監督のデビュー作『Absentia』の成功を受けて制作された。また、主演のカレン・ギランは、撮影中に実際に鏡を見るのが怖くなったと語っている。


The Autopsy of Jane Doe (2016)
説明: 閉鎖的な空間(地下室の検死室)で進行するホラーで、不可解な死体を解剖する過程で次第に明らかになる恐怖。サスペンスとミステリーの要素が強い。
事実: 映画のタイトルロールである「ジェーン・ドウ」は、身元不明の女性を指す法律用語。また、死体のメイクアップには非常に時間がかかり、1日数時間しか撮影できなかった。


Hereditary (2018)
説明: 家族の暗い秘密と超自然的な現象が絡み合う心理的ホラー。終始重苦しい雰囲気と、衝撃的な展開が特徴。
事実: 映画のミニチュアハウスは、すべて手作りで制作された。また、主演のトニ・コレットは、あるシーンで実際に叫び続けて喉を痛めたという。
